2014.02.22 (Sat)
桜飯

「桜飯」
今日は「鬼平犯科帳レシピ」第6弾「桜飯」です。

材料
- 米・・・2カップ
- 酒・・・大さじ1
- しょうゆ・・・大さじ1
- みりん・・・大さじ1
- 塩・・・小さじ1/2
- だし昆布・・・約8cm

みなさん「桜飯」ってご存知ですか?
具のない炊き込みご飯のことを「桜飯」というそうです。
作り方はいたって簡単。上記の調味料を入れて普通に炊くだけです。
炊き上がったご飯が色づいて桜のような色合いになることから「桜飯」と呼ぶそうです。
作り方はいたって簡単ですが、びっくりするくらい美味しいです!
地方によって蛸や塩漬けの桜を入れたものを「桜飯」と呼ぶこともあるそうです。
「鬼平犯科帳」に登場した「桜飯」は蛸が入っていたので今回は私も蛸を入れてみました。
こちらもいたって簡単。ゆで蛸の足を薄く切って炊き上がったご飯に混ぜるだけです。
別名「蛸飯」とも呼ばれるそうですが、今回のように蛸を後からご飯に混ぜる場合と、
ご飯と一緒に炊飯器に入れて炊き込む場合があるそうです。
とっても簡単にできちゃって、しかも美味しいので、みなさんも一度作ってみてくださいね。
塩漬けの桜を入れた「桜飯」もとても美味しそうなので、また作ってみようと思います。
実は「桜飯」を今回の「鬼平犯科帳レシピ」に選んだのには理由があって、
静岡県西部では「さくらごはん」と呼ばれて、合格祈願の縁起物として受験日の昼食として
炊いて持っていくことがあるそうです。
受験もいよいよ大詰め。これから受験に向かわれるみなさんには、
日頃の勉強の成果を大いに発揮して、がんばってもらいたいと思います。
がんばれ、全国の受験生!
みなさんの合格を心よりお祈りしています。



2014.01.03 (Fri)
のっぺい汁
あけましておめでとうございます(^^)/
新春第一弾の鬼平犯科帳レシピは「のっぺい汁」です。

新潟県の郷土料理でもある「のっぺい汁」は、
鬼平犯科帳シリーズ1第17話「女掏摸(めんびき)お富」に登場します。
鬼平の従兄三沢仙右衛門が「ただの具だくさんの野菜汁」と言っているように、
元々、「料理の際に残る野菜の皮やへたを煮て、葛粉でとろみをつけた」ものだそうです。
今回は同ドラマに登場する「のっぺい汁」をできる限り再現してみました。
一点だけ違うのは「葛粉」が家になかったので、代わりに「片栗粉」を使いました。
ただし、現在では「片栗粉などを用いず、里いもで自然なとろみをつける」ようです。
今回使った具材は、さといも、だいこん、ねぎ、にんじん、しいたけです。
そして映像で見るとどうやら麩が入っているようなので麩も入れてみました。
「ただの具だくさんの野菜汁」なので詳細なレシピは特に載せませんが^^;
「汁」のレシピだけ書いておきます。
分量(4人分)
- だし汁・・・4カップ
- 塩・・・小さじ1/2
- しょうゆ・・・大さじ1
- みりん・・・大さじ1
- 片栗粉・・・大さじ1
- 水(水溶き片栗粉用)・・・大さじ2
「のっぺい汁」は新潟県の代表的な家庭料理で、正月にはかかせない料理だそうです。
新潟ではお正月にのっぺい汁をどのようにして食べるかわからないんですが、
私の地元、愛知県のお雑煮もしょうゆ味で作るんです。
我が家のお雑煮はもう少し濃い味なんですが、「おもち入れてもいいんじゃない。」
てことで入れてみたらこれがまたおいしかったです。
野菜たっぷりで身体もぽかぽか温まるのっぺい汁は、大きな器で食べるのがおすすめです。
みなさんもぜひ一度作って食べてみてくださいね。
ところで、今回の「のっぺい汁」のこだわりはこれ・・・

中村食品の、その名も「感動の未粉つぶ片栗粉」!(笑)
『どっちの料理ショー』でも紹介されたそうですね。
私は全然知らなかったんですが、この間お友達からもらったので初めて使ってみました。
確かに、とろみもどろっとしてなくてさらっとした感じに仕上がるように思えます。
友達いわく、これでから揚げ作るとほんとに「感動する」そぉですよ!
【番外】
「女掏摸(めんびき)お富」には、坂口良子さんが特別ゲストで出演しています。
女掏摸とは「女スリ」のことで、結婚して一度はスリ稼業から足を洗うものの、
「指」がいうことをきかずに苦悩する役を熱演しています。
坂口良子さんが若くてとってもかわいいです。



タグ : のっぺい汁 鬼平犯科帳 新潟県 郷土料理 鬼平 中村食品 感動の未粉つぶ片栗粉 野菜汁 葛粉 どっちの料理ショー
2013.12.13 (Fri)
深川めし
「鬼平犯科帳レシピ」第4弾は「深川めし」です。
東京の郷土料理でもある「深川めし」は、あさりの味噌汁をご飯にかけたものと、
しょうゆ味で炊き込んだものの2種類あるそうです。
「深川めし」は鬼平犯科帳シリーズ1第23話「用心棒」に登場するんですが、
猫殿という同心と鬼平が、みそ味がうまいかしょうゆ味がうまいかで談義しています。
どちらを作ろうか迷ったんですが、やはり鬼平がすすめる「みそ味」にしました。

みそ味の「深川めし」とはつまり、あさりの味噌汁のぶっかけご飯です。
ということで、今回「深川めし」のレシピはありません^^;
私はあさりの他に、ねぎとにんじんと油揚げを入れ、
赤味噌と白味噌を使って、みりんで少し甘味を加えました。
あさりは剥き身がなかったので殻つきを使いましたが、あれば剥き身でOKです。
「深川めし」は、江戸時代に漁師が漁の合間に簡単に食べられるように考えた昼飯で、
しっかり混ぜて食べるのが漁師流だそうです。
今回は箸休めに「みょうがの甘酢漬け」を作ったので、そのレシピを書いておきます。
「みょうがの甘酢漬け」も鬼平犯科帳の別の作品に登場します。

みょうが・・・2パック
昆布だし・・・1/2カップ
酢・・・大さじ4
砂糖・・・大さじ3
塩・・・少々

- みょうがは縦半分に切って熱湯で1分弱ゆで、ざるにあげて冷ます。
- 昆布だしを火にかけ、温まったら砂糖、酢、塩を加えて冷ます。
- みょうがの粗熱が取れたら冷ました甘酢に漬けこみ、半日程度置いたら出来上がり。
う~ん、われながらこれは美味い!
やみつきになりそぉです。
みょうがの甘酢漬けは日持ちがするので、多めに作っておくと箸休めにいいですよね。
しょうゆ味の炊き込みも捨てがたいので、郷土料理レシピで作ってみようと思います。
みなさんも一度作って食べてみてくださいね。
次回の鬼平犯科帳レシピは、やはり時期的に何か温まるものにしようかなと思ってます。
また見に来てくださいね(^^)/



2013.11.11 (Mon)
きのこたっぷりあんかけ豆腐

お待たせいたしました!
鬼平犯科帳レシピ第三弾は、「きのこたっぷりあんかけ豆腐」です。
「あんかけ豆腐」は、以前の記事で紹介した、鬼平犯科帳シリーズ1第21話
「敵(かたき)」という作品に登場します。
実際に登場するのは「きのこたっぷり」ではないんですが、
ちょうど季節も秋なので、大好きなきのこをたっぷり入れて作りました。

1. 豆腐は軽く水気を切り4等分に切る。
2. えのきだけは根元を切り落として3等分に切る。なめこは流水にさらしてぬめりを取る。
生しいたけは石づきを取り薄切りにする。
3. ほうれん草は3~4cm幅のざく切りにする。にんじんはせん切りにする。
4. 鍋に湯を沸かし、豆腐を入れて沸騰させないように温める。
5. 別の鍋にだし汁、しょうゆ、みりんを合わせて煮立て、えのきだけ、なめこ、
生しいたけ、にんじんを加えて2~3分煮て、塩で味をととのえる。
6. 片栗粉を同量の水で溶いて入れ、ほうれん草を加える。
7. 温めた豆腐を水気を切って器に盛り、あんをたっぷりかける。
8. 柚子こしょうを添えてお召し上がりください。
豆腐は絹ごしでも木綿でもお好きな方を使ってください。
私は柚子こしょうを添えましたが、お好みで和がらしやおろししょうがでもいいと思います。
豆腐は煮すぎないように気を付けてくださいね。
温まればいいので、電子レンジでチンしてもOKです。
甘めの味がお好きな方は砂糖を足してください。
具材がたっぷりなので「あん」は多めに作りました。
残った「あん」は次の日に、たまごとくずした豆腐を加えて、
ご飯にかけて 食べてもおいしいですよ。
豆腐もきのこもローカロリーなのにボリュームたっぷりでおなかも大満足です。
簡単に作れるのにちょっとごちそうっぽく見えるとこもいいですよね。
みなさんも一度作って食べてみてくださいね。
作った写真をUPして教えてくれるとうれしいです。
次の鬼平犯科帳レシピは何かご飯ものにしようかと思っていますので、
また見に来てくださいね(^^)/
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2013.10.22 (Tue)
かぼちゃのほうとう

お待たせいたしました(^^)/
鬼平犯科帳レシピ第二弾は、「かぼちゃのほうとう」です。
「かぼちゃのほうとう」は、シリーズ1第19話「むかしの男」という作品で登場します。
盗賊「犬目の伝次郎」を逮捕するために、甲州韮崎に赴いた鬼平と配下の同心たちが、
その帰り旅の途中にこの「かぼちゃのほうとう」を食べてます。おいしそ。

山梨県の郷土料理ほうとうは、「ほうとう麺」で作るんですが、
残念ながら手に入らなかったので、私の地元の名物「きしめん」で作ってみました。
太めで平べったいところがちょと似た感じです。


きしめん(生)・・・1袋(200g) だし汁・・・4カップ
鶏ささ身(大)・・・1本 合わせ味噌・・・大さじ2~2+1/2
かぼちゃ・・・100g 七味とうがらし・・・適宜
にんじん・・・3cm
白菜・・・50g
ねぎ・・・1/2本
しめじ・・・1/3パック

1. 鶏ささ身は一口大のそぎ切りにする。
2. かぼちゃは大きめの一口大に切る。にんじんは5mm厚さの半月切りにする。
しめじは石づきを取ってほぐす。
3. 鍋にだし汁を煮立て、かぼちゃ、白菜の芯を入れて5分煮る。
4. かぼちゃに火が通ったら、半量を皿に取り出しておく。(煮崩れ防止のため)
5. 麺、肉、白菜の葉を入れて弱火で5分煮る。(麺は表示通りに煮てください)
6. しめじと斜め切りにしたねぎを加えてさっと煮たら、味噌を溶いて入れる。
7. ひと煮立ちしたら4のかぼちゃを戻し、器に盛って小口切りにしたねぎをのせる。
8. 七味とうがらしをたっぷりふってお召し上がりください。
私は鶏肉が好きなので、家にあったささ身を使いましたが、
豚薄切り肉を使うのが一般的のようです。
野菜もかぼちゃ以外はすべて家にあったものを使いましたが、
他にも、さといもや大根、油揚げやしいたけなどを入れるようです。
麺はほうとう麺が手に入らなければ、太めのうどんを使うといいと思います。
いろんなレシピを参考にしながら初めて作りましたが、とってもおいしかったです。
今からの時期、体も温まるし、野菜がいっぱい入って栄養もたっぷりでいいですよね。

みなさんも一度作って食べてみてくださいね。
よければ、作った写真upして教えてくださいね。
見に行かせてもらいます(*^^)v