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2013.11.19 (Tue)

信長燃ゆ(上)


今日は私の愛する「織田信長」を書いた歴史小説を紹介します。


信長燃ゆ〈上〉 (新潮文庫)信長燃ゆ〈上〉 (新潮文庫)
(2004/09/29)
安部 龍太郎

商品詳細を見る


今年の1月から3月にかけて、Kis-My-Ft2玉森裕太くん主演で、

金曜ナイトドラマ『信長のシェフ』をやっていたんですが、ご覧になりましたか?

初めは、あの大ヒットドラマ『JIN』の二番煎じだろうと思って、

あまり期待もしていなかったんですが、これが意外におもしろかった。

折しも『信長燃ゆ』の作者安部龍太郎氏が『等伯』で第148回直木賞を受賞されて、

たまたま立ち寄った本屋で平積みになっていたこの小説に目が留まりました。


本は「出会い」だとよく思います。

およそ生きている間にとうてい読み切れないほどの無数の本の中から、

その一冊に出会ったときの喜びは、子供の頃、未知のものに出会ったときの

あのワクワクした気持ちを呼び覚ましてくれます。

この小説もまさにそんな作品のひとつでした。


 犬山城
 (トリップアドバイザー提供) 

いきなり「本能寺の変」のくだりから入っていく、

起承転結の「結」が冒頭にくる手法が読み物として面白く、

信長の小説を初めて読む人にはインパクトが大きいと思います。

時の皇太子誠仁親王の実質的な妃である勧修寺晴子を中心とした、

朝廷の女官たちのしきたりや暮らしぶり、

また、伊賀忍者たちの話しも興味深く書かれています。


安部龍太郎氏の作品を読んだのはこれが初めてですが、

史実としてどうかは別にして、全体として読者を飽きさせることなく、

次を読み進めたいと思わせる一冊です。

特にこの作家の文章には「艶」があるのがいいですね。

信長と晴子とのロマンスはフィクションですが、小説なのでそれもありです。

禁断の恋は、特に女性読者をドキドキさせてくれます。


最後に心に残ったフレーズを記しておきます。


「人は泣くべきである。耐えきれぬ苦しみを抱えて生きていかねばならぬ者にとって、

 涙は絶望の淵から立ち上がらせるための心優しき伴侶である。」


次回は「信長燃ゆ(下)」を紹介しますね。


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2013.11.04 (Mon)

思わず旅に出たくなる一冊

今日は、現代小説の愛読書の中から、思わずに出たくなる一冊を紹介します。


 
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
沢木 耕太郎

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫) 深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫) 深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫) 深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫) 深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

by G-Tools


沢木耕太郎氏の「深夜特急」、全6巻からなる大作です。

大沢たかおさん主演で、『劇的紀行 深夜特急』としてテレビドラマ化され、

DVDも出ているので、観た方もいるかもしれませんね。


バックパッカーのバイブルとも呼ばれている本です。

初めて手にしてからもう何度も読み返していますが、

読むたびにバックパック担いで世界中をしたくなります。


インドのデリーからイギリスのロンドンまで乗合バスで行けるか、

友人たちと賭けをした主人公は、すべての仕事を放擲して約2万キロのに出ます。

この主人公とは沢木耕太郎氏のことで、作者自身の体験を基に書かれています。

第1巻から第6巻まではそれぞれ、「香港・マカオ」「マレー半島・シンガポール」

「インド・ネパール」「シルクロード」「トルコ・ギリシャ・地中海」

そして最終目的地である「南ヨーロッパ・ロンドン」へと続いていきます。

無事ロンドンに着いた主人公は、賭けをした友人たちに電報を打つために

ロンドン中央郵便局へ出向くのですが・・・

最後は「あっ、そっか!」ってちょっと笑えます。

    World Map 

第1巻の巻頭に、「ミッドナイト・エクスプレスとは、トルコの刑務所に入れられた

外国人受刑者たちの隠語である。脱獄することを、ミッドナイト・エクスプレスに乗る、

と言ったのだ。」と作者は書いています。

日常のいろんなしがらみから逃れてに出るという意味のタイトルでしょうか。


飛行機に乗ってホテルに泊まって、有名観光地を巡るツアー行もいいけれど、

たまにはバックパック担いで足の向くままにするのもいいですよね。



410123518X旅する力―深夜特急ノート (新潮文庫)
沢木 耕太郎
新潮社 2011-04-26

by G-Tools



傑作「深夜特急」が生まれたいきさつや後日談などが書かれたエッセイです。

「深夜特急」を読んで気に入った方はこちらもおすすめです。



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2013.10.07 (Mon)

究極の不眠本

吉原御免状 (新潮文庫)吉原御免状 (新潮文庫)
(1989/09/28)
隆 慶一郎

商品詳細を見る


久しぶりに本の紹介です。


だいたいいつも月に10冊くらいのペースで本を読むんですが、

先月は始めたばかりのブログにはまってしまい、3冊しか読んでいません。

今月はもっとたくさん読んで、みなさんにもいい本をどんどん紹介していきますね。

といっても、最近読むのはもっぱら歴史小説時代小説ばかりなんですが・・・


以前「タイムトラベル2」という記事で書いたように、

歴史小説を読もうと思ったきっかけになったのはTVドラマ『JIN』ですが、

はまるようになったのは、やはり最初に読んだ作品がよかったからです。

「何事も初めが肝心」とはよく言ったもんですね。

もし初めて読んだ作品がつまらなかったら、

その後おそらく10年は歴史小説を読もうとは思わなかっただろうから、

すると人生10年損したことになる

勝海舟』の作者、子母沢寛先生に感謝です。


私が時代小説を好んで読むようになった理由のひとつは、

様々な作品をとおして、失われて久しい「古き良き時代」に触れることができるからです。

雰囲気なので、言葉にするのは難しいんだけど、強いて言えば、

「みんなで助け合って、今日を一所懸命に生きてる」みたいな。

今の時代でも、こんな風に生きれたらいいですよね 



 stockfoto_37564956_S.jpg


また前ふりが長くなってしまいました。


今日紹介する本は、隆慶一郎先生の『吉原御免状』です。

タイトルにもあるように、究極の不眠本です。

次の日がお仕事のときは、睡眠不足に注意してください


肥後の山中で剣豪・宮本武蔵に育てられた、

二天一流の遣い手、松永誠一郎が主人公のいわゆるヒーローもの。

武蔵の死後、遺言によって江戸・吉原に出てきた誠一郎と、裏柳生との間で

「神君御免状」という謎のものをめぐって戦いが次々に繰り広げられていきます。

実は誠一郎には出生の秘密が・・・


主人公、松永誠一郎がかっこよくて惚れます。

隆慶一郎先生は、私が大好きな作家のひとりです。

漫画が好きな方なら、「花の慶次」の原作者といえばわかるかも。

彼の作品の良さは一言では言い尽くせません。

読者をぐいぐい惹きつけてやまない人物描写の巧みさ、

驚くべき発想の豊かさ、そして娯楽性に溢れたスピーディなストーリー展開。


これぞ 「ザ・大衆文学」 です


ただとっても残念なことに、作家としてデビューしたのが遅く、

デビュー後わずか5年で亡くなったため、作品数が少ないんです。

彼の作品をすべて読み終わってしまうと途方に暮れそぉ・・・


吉原御免状』を読んで気に入った方は、続編の『かくれさと苦界行』もおすすめです。


かくれさと苦界行 (新潮文庫)かくれさと苦界行 (新潮文庫)
(1990/09/27)
隆 慶一郎

商品詳細を見る

 

テーマ : オススメの本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 歴史小説 時代小説 JIN 勝海舟 子母沢寛 隆慶一郎 吉原御免状 宮本武蔵 花の慶次 大衆文学

12:06  |  隆慶一郎  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.11 (Wed)

鬼平犯科帳〈15〉特別長篇・雲竜剣 (文春文庫)

鬼平犯科帳〈15〉特別長篇・雲竜剣 (文春文庫)鬼平犯科帳〈15〉特別長篇・雲竜剣 (文春文庫)
(2000/10)
池波 正太郎

商品詳細を見る



いよいよ江戸時代へやって来ました。


池波正太郎氏の『鬼平犯科帳』。


この本に関して、何も言う必要はありません。

ただ読んでください(^^♪


まったく初めて目にしたよ、という人のために簡単に紹介を。

主人公は、火付盗賊改方の長官、「鬼平」こと長谷川平蔵

江戸時代では、主に放火、強盗、賭博が重罪だったようですね。

これらを専門に取り扱うのが、火付盗賊改方で通称「火盗改め」。

一種の特別警察のようなもので、独自の機動性を与えられていたそう。

その「火盗改め」の御頭、長谷川平蔵とその仲間たちが、

名うての盗賊たちと渡り合って、次々にお縄にかけていくというお話。

鬼平もさることながら、盗賊たちの中にも粋なのがいるんですねぇ。


全24巻のうち、今回紹介する第15巻「雲竜剣」と、あと数巻は長編ですが、

残りは短編なので、時代小説が初めての人も、さっくりと読めると思います。

読めるというか、きっとはまります。

眠れなくなること請け合いです


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タグ : 池波正太郎 鬼平犯科帳 長谷川平蔵 火付盗賊改 鬼平 二代目中村吉右衛門 歌舞伎役者

19:38  |  池波正太郎  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.09 (Mon)

タイムトラベル(2)

というわけで、江戸時代へ行く前に、ちょっと寄り道しようかなと思います。

そもそも私がタイムトラベルをするようになったきっかけは、

皆さんもご存じのあの人気ドラマ、『JIN-仁-』なんです。

JIN-仁-』を観てから、ちょっと日本史に興味を持ち、

さっそく本屋さんへ行って、まず買ってきたのが、


子母沢寛氏の『勝海舟』という本です。


なぜ勝海舟だったのか…、は不明です

ともかくも、全6巻からなる大作なんだけど、

だいたい歴史小説を読むのは、それが人生において2作目で、

はたして全巻読み終えることができるのか不安だったので、

とりあえず第1巻だけ買ってきて、さあいざ読み始めたら、


「これが、もぉとまらないおもしろさ


で、次の日には残りの全巻買ってきて、「あっ」という間に読んじゃいました。


と、前ふりがながくなっちゃたけど、

実は寄り道したいのは、勝海舟がいる幕末よりずっと後の昭和初期なんです。


勝海舟 (第1巻) (新潮文庫)勝海舟 (第1巻) (新潮文庫)
(1968/12/03)
子母沢 寛

商品詳細を見る

テーマ : 歴史小説 - ジャンル : 小説・文学

タグ : 江戸時代 JIN 子母沢寛 勝海舟 歴史小説 二・二六事件 宮部みゆき 蒲生邸事件

00:43  |  Uのみみ  |  TB(2)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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